勤務歯科医師の“まい”です。
自分のレベルアップのためにも行きたくなるセミナーや勉強会、学会。
行ってモチベーションが上がったのはいいものの、実際その知識や技術が活用できるかって“医院次第”ですよね。
高いセミナー代を払って新しい技術を学んでも器具がなくて、自身で購入して使うようになったらマイナスにしかなりません。
材料だと購入し続けないといけないし、管理が増えるのはスタッフからも嫌な顔もされる原因になりがちです。
目次
そのそもセミナー代高くない?
1万〜数万円払うのが当たり前なのって歯科医師特有なのでは?
人件費も準備も大変そうなハンドオンならまだ理解できるような気もしますが・・・
話を聞いただけで稼いだお金が飛んでいくのはなんとも言えない気持ちになります。(経費で落とせないのが勤務医のつらいところ)
たまに安いセミナーもありますが、その場合は企業案件で器具の売り込みタイムが始まりうんざりです。
一般社会人ならこんな高額セミナーを個人で参加しないだろうな、と感じるため歯科医師はうまくカモられてる気がしてなりません。
以前セミナーは儲かる商売と聞いたことがあるんですがまさにその通りだと感じました。
しかし狭い医院にいると新しい情報がなかなか入ってこないためついついセミナーに魅力を感じてしまう日々です。
学んだことを活かすためには・・・
一番学んだことをそのまま活かすためには、医院全体で参加するセミナーに参加することです。
知識も共有できるため器具や材料を医院で用意してくれる可能性も高く、打診もしやすくなります。
ただし、全体でセミナー参加しない医院だったり、行っても衛生士向けや経営方針向けの可能性も高いのがネックです。
そのため個人的に一番効果的なのは、以下の3点でした。
- 新しいアイテム不要なセミナー
- 自費に繋げられる内容
- 院長自身に興味を持たせる
新しい器具や材料を増やすのは医院としては無駄な出費の可能性を心配して嫌がる可能性が高いため、自身の器具の使い方や知識だけのものだと自由に取り入れることができます。
正直、医院としてはいつまでいるかわからない雇われ歯科医師のために道具の費用を出すのは喜ばしい話ではないです。
そのため自分のためではなく、医院としてのプラス面を全面に出すことも重要だと思います。
治療のクオリティーが高いことよりも、この方法を取り入れれば医院としての売り上げが上がることの提示の方が効果的だと思います。
そのため保険治療のレベル上げよりも自費率アップのための方法。
料金や患者への打診方法なども提案できれば院長も聞く耳を持ちやすいです。
さらなる方法は院長にセミナーの内容に徐々に興味を持たせて一緒に学ぶ方法です。
個人的には自分のペースで行くのが好きなんですが、院長同伴で参加するとその後も医院で採用されやすくなります。
しかも経営者は孤独なためか、一緒にセミナー参加するのは意外と喜ぶ人も多い印象です。
いきなり誘うよりも徐々にセミナーの内容の話を出して、一緒に行く。
協力できるなら第三者(スタッフや企業の営業)なども巻き込めると最強です。
ただし、ここまで頑張りすぎると徐々に面倒になってセミナー自体が嫌になってきます。
面倒な気持ちが上回るとセミナー参加が億劫になりますし、自身のお城(医院)がほしくなる気持ちもわからなくありません。
セミナーで得たことは
純粋に処置に活かせる知識を得るためのモチベーションだとうまく活用できなかった時にムダに感じてしまいます。
そのため徐々にセミナーへの学ぶ姿勢が変わってきてきました。
- 治療向上のための知識吸収
- 対面での話し方パフォーマンス
- 集客のやりかた
この3点を意識してセミナーに参加するようになりました。
本来であれば治療向上が一番の目的ですが、医院の対応次第で活用できない場合はムダに感じます。
しかし治療以外にも歯科医師は患者との対面になる仕事のため、話し方や振る舞いは参考になることが多いです。
話し方が上手い人、行ってよかったと感じられるセミナーの違いを意識すると意外とおもしろい景色に見えてきます。
また、そもそもセミナーに多くの人を集めることができるのはすごいことです。
メルマガでたくさんのセミナー通知がきますが、その中で休みの日にわざわざお金を払ってでも行きたくなる企画と考えると企業努力を感じます。
わたしはこのサイト運営もしているため人に惹かれるための技術はすごくためになることです。
せっかく高いお金を払って参加しているならば、骨の髄まで学び尽くしてやろうと考えて懲りずにセミナーに足を運んでいます。
意外と有名な先生って・・・
セミナーで有名な先生の医院ってすごく求人希望者も多くて人気のイメージがあったんですが、意外とそうでもないと感じるようになりました。
意外と先生が少ない・・・多くいても肝心の有名な先生は執筆やセミナーで飛び回りほとんどいない又は手伝いで休日が潰れて忙しいイメージです。
あとはこだわりが強すぎてついていけるドクターが少ないのもあるかと思います。
1人数万円を集められるセミナーは少し魅力的ですが、治療との両立は大変そうです。
経営しながらの人もいればフリーの歯科医師(?)として両立している人もいるみたいです。
人前が得意な人は1つの働き方として考えるのもありなのかもしれません。
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