辞めれば色んなことから解放されるからと油断しがちな退職の瞬間。
意外と退職直前や退職後にトラブルになるケースが意外多いんです。
医院退職の経験者、歯科医師”まい”が気をつけたい退職トラブルを紹介。
自分が巻き込まれないために、あらかじめ知っておきたい退職時のトラブルを説明していきます。
目次
医院の貸与品を紛失
- ロッカーの鍵
- 白衣やスクラブ
- ネームプレートなどの小物
医院の備品紛失でよくあるのがロッカーのカギ。
ロッカーを開けっぱなしで使っているとカギの管理を忘れがちになりやすいです。
カギがないことでロッカーが使えなくなると今後カギの付け替えやロッカーそのものの買い替えが必要になってしまいます。
他にも白衣やスクラブなども必要枚数揃っていないなんてこともあります。
最悪の場合、弁償しないといけない医院もあるためよく探してから相談しましょう。
また、ネームプレートなどの小さいものも気がついたら外れてそのまま紛失してしまうケースがあります。
ネームプレートは100円以下〜数千円の特注品まで様々です。
返さなくても問題ないと思って放置していると退職後に請求されたり給料から天引きの可能性もあるので注意してください。
退職させてもらえない
退職の許可がもらえないのはパワハラ医院に起きやすいことです。
例えば、退職の旨を報告したにも関わらずに
「聞いていない」
「退職は許さない」
と聞き入れてもらえないケースです。
また、意外と多いのは辞めるためには他のドクターを自分で見つけないと辞めさせてもらえない医院も多くあります。
お願い程度の引き留め等であれば問題ないことですが、理不尽に退職を止めている場合は違法行為です。
基本的に2週間前までに退職を伝えていれば辞められます。
それでも退職が受理されない場合は、内容証明郵便での退職届の提出や労働基準監督者への相談などの方法もあります。
しかし、これらの方法だと時間もかかるため”退職代行”を利用すると直接のやり取りなく安心して辞めることができるのでおすすめです。
有休を使わせてくれない
有給休暇が残っているにも関わらず、使わせてもらえないのはパワハラにあたります。
有給は労働者の権利なので使うことは問題ではありません。
離職票を発行してもらえない
退職後に郵送で届く離職証明書が届かないトラブルもあります。
失業保険などに関わる大事な書類のため発行しないのは医院側の違反になります。
発行にある程度期間がかかりますが、意図的に発行されない場合はハローワークに相談しましょう。
給与が支払われない
働いていた分の給料を支払われなかったり、有給分を勝手に欠勤扱いにして本来もらえる給料が支払われないことがあります。
退職後も必ず給料が正しく振り込まれているか確認しましょう。
引き留められる
引き留めは強い意志があれば断れるので問題ありません。
しかし断るのが苦手なタイプだと残って欲しいと打診されて辞めにくくなることがあります。
自分が断れないタイプだとわかっている場合は以下の対策がおすすめです。
【引き留めを断りやすくする方法】
- 次の医院の出勤日を決めておく
- 断り方を考えておく
- 退職代行に依頼する
引き留めのときに一番よくないのが”曖昧な言い方”をしてしまうことです。
情に訴えかけられたり、条件交渉をされてもきっちり断りましょう。
また、退職日までが短すぎると医院としても準備期間がないため引き留めの原因にもなります。
就業規則を確認して、なるべく早めに余裕を持って退職することを伝えましょう。
無視をされる
退職までの間、挨拶しても無視。
院長だけでなくスタッフや他の勤務医も嫌がらせとして行う医院もあります。
正直、辞める話をしたときの対応こそがその医院の本質がみえてきます。
辞めて正解な医院だったという答え合わせです。
ただ、スタッフや他の勤務医だけが無視している場合は意外とその人たちも辞めることをうらやましいと思っていることがあります。
患者の引き抜き
患者の引き抜きで次に勤務する医院に患者を連れて行ってしまうのは意外とトラブルになります。
患者から「退職後も続けて先生に見てほしい」と言われることも少なくありません。
しかし辞める医院(特に院長)からすると、大事な収入源となる患者を連れていかれるのは医院としての損害に感じる原因です。
違反じゃないにしても患者の引き抜きはしないほうがトラブル回避になります。
器具や除去物の持ち帰り
辞めるタイミングでバーや備品を持ち帰ってしまったり、自分で除去したメタルを換金のため持ち帰ってしまうのは問題になります。
たくさんあるからと軽い気持ちで行わないように注意しましょう。
歯科医院で扱っているものは高額なものも多いため大きい問題になりかねません。
ボーナスが少ない
退職をボーナスがもらえる日まで引き延ばしたのに、もらえた額が少ないことがあります。
ボーナスは医院で決めることができるため減額は違反になりません。
そのことも踏まえて退職を伝えるタイミングや退職日も考えましょう。
まとめ
辞めるのは意外とトラブルになりやすいため注意が必要です。
「もうお世話にならないから」と軽く考えて雑に辞めてしまうと面倒ごとに巻き込まれたり、転職先にまで悪いウワサが回る原因にもなります。
自分が問題の場合は気をつけようがありますが、医院側が起こしたトラブルは誠実に対応しても防げないことがあります。
医院側に問題がある場合は、ムリにひとりで解決しようとせずにうまくプロに任せられるサービスも活用していきましょう。
\【退職代行ガーディアン】 /
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